蕎麦はすすらない方が良い?

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日本に住んでいる外国の方の中に、日本人の蕎麦をすする様を見て、行儀が悪い、と感じている方が多いようです。日本人の中にもそのように考えている人がいるようです。たまにお蕎麦屋さんで、麺をすすらず、音を立てずに食べている風景を見ます。

蕎麦はすする?すすらない?

行儀やマナーと言うのは時代・場所によって変わってきます。正しい・間違っているは言いにくいものですが、日本の作法では、蕎麦をすすることはマナー違反ではないようです。それどころか、蕎麦はすすった方が美味しく食べられるのです。その理由は「香り」にあるのです。

蕎麦の香りの成分は、実は未だはっきりとはわかっていませんが、食べながら「同時」にあの香りを楽しむためには、すする事が大事なのです。蕎麦をすすると、同時に空気が口の中に入ってきます。そして食べている間に、口に入った空気は肺を通り、鼻腔を伝わって鼻から抜けます。この時に蕎麦の香りを匂う事が出来るのです。もしすすらなければ、普段通り鼻から酸素を吸って、鼻から二酸化炭素を出す事になります。これでは蕎麦の香りはいっこうに分かりません。

但し、通常蕎麦を作る際には「つなぎ」と呼ばれる小麦粉を配合します。つなぎの量が多くなってくると、それだけ蕎麦の香りは薄くなってきますので、その割合には気をつけたい所です。店頭に二八蕎麦、同割蕎麦、十割蕎麦、等と書いてあれば、それぞれ2割、5割、10割がそば粉という事になり、目安になります。

ちなみに、わさびはどのように食べるのが良いのでしょうか?わさびの辛味成分は揮発性が高いため、そばつゆに入れるとわさびの風味と辛さが飛んでしまいます。では蕎麦の上にのせるのはどうでしょうか?

たまに、刺身の上にわさびをのせる方を目にします。刺身の上にわさびをのせる事は、魚の匂いの消臭効果と、わさびの辛味を楽しむ良い方法です。しかし蕎麦は香りも楽しむ物です。蕎麦の上に直接のせてしまうと、わさびの消臭効果のせいで蕎麦の香りが飛んでしまいます。

では蕎麦を食べる時にわさびは不要なのでは?とも思えるのですが、彩りの良さ、箸休めとして役に立ちそうです。蕎麦を食べている合間に、お箸に少しだけわさびをつけて、口に運ぶと、心地よい辛さでいい箸休めになります。

蕎麦は日本の大切な文化の一つです。すすって香りを存分に楽しみましょう。

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